千影が見た風景 第2章 その10

 

 女調教師が外に出てからどれくらい時間がたったのだろうか?

 時間を気にするのも妙なモノだ。何一つ自由にならない自分が時間を気にしてどうしろというのだ。このまま永遠に等しい時間を繰り返し、繰り返し弄ばれる時間。おそらく、その時間以外は準備と休養以外は何もないに違いない。

 考えてはいけない『結果』になりそうだったので千景は自分の意識を閉じた。

 

 首が持ち上げられる痛みで現実に戻る千景。

「余裕ね。髪を切られたのに全然答えないみたいね」

 両手、両足を生きたまま切り取られていまさら髪を切られたぐらいどぉってことない。

「ふん、どうでもいいみたいね」

 千景の切り残した髪を鷲づかみにして引きずるようにうつぶせにしてから右手で頭を石床にすりつけるようにつけて、左手で腹を持ち上げてやる。

 四肢が無い少女の身体は女の手でも余裕で動かせた。

 女調教師は石床に膝をついて太股の上に千景を載せてやる。

 千景の腹にずいぶんと久しぶりに暖かく柔らかい肉の感触。こんなめに合っているのに・・柔らかい肌の感触は吸い付くように気持ちよかった。

「んん……どうした? 気持ちいいのか」

「………」

「黙りか? まぁいいよ」

 乾いた尻尾の先を恥ずかしい蕾にねじり入れる。

 千景の背中が弓のように反る。

 予想したとはいえ、あまりの太さに口が閉じないで声にならない息を呻きもらす。身体は小刻みに震え、鞭の跡だらけの背中に鳥肌に泡たった。尻にとりついた尻尾はボーリングのピンのように先端がくびれた棒状になっている。力をくわえて奥へ奥へと沈んでいく。

 硬さと切れるような痛み。それにおぞましい異物感。肛門を抉り、肉壁を擦る。

 異物を吐き出すように腸液が自然とにじみ出るが、それは潤滑剤にしかならなく更に異物を奥に沈ませる。

「んぁ・・ぁっぁっぁぁぁぁがぁぁぁぁ」

 痛みとおぞましさで意識が白くなる。

 

 犬。

 短い四肢。尻尾。首輪。

 犬。

 犬のような人。人だった犬。

 犬。

 エロゲみたいなシナリオはよせ。

 犬。

 

 

解説

3ヶ月ぶりの千景。もうすっかり忘れています(おぃ

プロット練り直さないと。

がんばろ・・・。

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