白雪ちゃん誕生日(211日)おめでとー(タイトルと内容は関係ないです)

 

 むふん。

 にいさま。大好きですの。

 姫とにいさまは、お弁当をいっぱい持ってピクニック行くことにしたんです。姫とにいさまは離れ離れに住んでるから兄妹なのに一緒にいられないの。だから今日は姫のお弁当でおもてなしさしあげますの。

 姫、にいさまに「おいしよ」って言われちゃうともう・・・・体が火照ってにいさま以外何もいらなくなっちゃう。

 

 山林を縫うように走る小道を兄妹はゆっくりと歩いていった。秋には兄妹みんなで紅葉を見に来てあたり一面オレンジのカーテンと絨毯ができてとても綺麗だった。2月ともなれば紅葉は散り、若い新緑の芽があちこちに見えて今にもはちきれそうなエネルギーを感じる。

 誕生日を祝おうと白雪をさそったらピクニックに誘われた。合いかわらず大きなお弁当箱を5つも持って白雪はやってきた。

 きっと随分前から準備していたんだな。

 白雪から弁当箱の包みを受け取った時、ずっしりと重く白雪は少し不安そうにボクを見上げた。きっと作りすぎて怒られるんじゃないかと思ったんだろう。そんなこと無いのに・・・でも少しだけ困った顔をしてから「おいしそうなにおいだね」といった。白雪はすごくうれしそうだ。

 

 急な坂道を上がると秋には無かった柵があった細い糸のような鉄線がまばらに張ってあった。

 白雪は不安になってボクの腕に擦り寄ってきた。こういうのはやっぱ女の子は怖いよな。

「これは、猿とか猪が下の町まで降りてくると車とかあって危ないから弱い電気を通してあるんだ。ビリってすれば動物たちは山の中に帰るんだ」

「そう・・・なんですの・・・。姫ちょっと怖いです。にいさまいきましょ」

 白雪はグイグイっとボクの腕を引張った。

「ちぃわーす」

 軽薄で粗野で乱暴な声がする。初対面の筈なのに慣れ慣れしい軽い口調。聞いていてムカムカしてくる。

「かわいいねえどっからきたのぉ?」

 白雪は怖くなってボクの後ろに隠れてブルブル震えている。多分。この手の人間に話しかけられることは初めてなんだろう。

 ぼくは・・・喧嘩とかそういうのは苦手なんだけど男たち・・2人をにらみつけてやった。

 白雪の手を掴むと早足で道を急いで歩き出そうとした。

「待てよ。てめぇなんだその目は。俺達はここに山の風景を撮影しにきただけだぜ。そこの女の子にちょっとだけ出演してもらおうかなぁっと声をかけただけじゃねぇか。何もいわねぇで立ち去るなんて、それはないんじゃないのー?」

 勝手な事をいう。自分より弱いやつらから同じ理屈を使ったら、筋の話をし始めるんだろう。何処までも勝手なやつらだ。白雪だけでも逃がしてやりたいが一人だけ逃がすのもやはり危険だ・・・。ボクはどうすればいいんだ?

 そう迷っている間にボクは背中をトントン叩かれた。

「・・・にいさま」

 白雪のか細い声に反応して振り向くと「プシュ」ガスを吹き付けられて目の前が真っ暗・・・に・・・な・・・った・・・。

 

「にいさま! にいさま! にいさま!」

 姫はにいさまに覆いかぶさってにいさまを何度も呼びました。でも、たちまち男たちに引き剥がされてしまいました。

「にいさまぁ! にいさまぁ」

 いくら叫んでも山の中。誰も着ません。にいさまの姿がドンドン小さくなります。姫怖くてブルブルと震えてしまってにいさまを助けてあげられませんでした。

「お嬢ちゃん。大人しくするんだ。あの男は助けたいんだろう。静かに言うことを聞けば二人でお家に帰れるよ」

 そんなことを言われても姫は怖くて返事ができません。

 この人たちは、怖くて・・・臭くて・・・とても醜い。童話に出てくるトロルのように怪物です。姫、男の人はにいさまは以外は怖い・・・とっても怖いの。にいさま助けて・・・・。

「返事が無いのならOKってことでいいのかな?」

「すぐ終わる?」「痛くないですの?」

 とっても怖かったけどにいさまのためだもの。姫は言うことを聞くことにしました。

 

 男達に挟まれて白雪は林の奥に進んでいった。奥は広葉樹と違って針葉樹の林で背が高く、葉がついているのでうっそうとして真っ暗だった。すごく心細くて何度も逃げ出したくなった。前後を大きな男の人に囲まれていてはすぐ捕まってしまうと思って、白雪は前の男の背中へ黙ってうなだれながらついていった。

 ちょっと道をそれただけなのに暗く深い日影の中。やがて広場に、哀れな獲物と狼・・・いや鬼畜達はたどりついた。

 大きな一本の木に一人だけ立たされるのうように言われると白雪は木を背にオズオズと立つ。どうやら撮影をはじめるようだ。広場の隅には撮影機材や小道具が積み重ねてある。男たちは最初から獲物を物色して山の中を歩いていたようだ。

「それじゃスカートをまくってみようか♪」

 最初、言葉の意味が頭に入ってこなかった。そういう命令を世の中にいるなんて白雪には信じられなかった。

「いやですの・・・・」

 怖くて相手の顔を見ることができなかった。下を向いてガクガクと震えている。

 今日は茶色いブラウスに赤いリボン。その上からグレーのオーバーコート。下衣は活動的に藍色のミニスカートにオソロイのタイツを着ていた。靴は一足しか持っていない白いスニーカー。山歩きには少し不向きだが暖かく活動的で、なによりもかわいらしい格好だ。大好きな、にいさまのための格好なのに。

 白雪はスカートの裾をぎゅっと握って動こうとしない。なみだ目で小動物のように震えるばかりだ。

 ごうをにやした男たちの一人が白雪のそばに近づいてスカートの裾を引っ張りあげる。下にはタイツに覆われた無地の白いショーツが晒されてしまう。

「いやぁ・・・離して、離して・・・」

 小さな手で男の太い腕を引き剥がそうとしても無駄に終わる。スカート下を残った男の一人がハンディカメラで狙い撮りを始めた。タイツで覆われた白の布地から細い足が生えている姿はエロチックで獣欲を刺激してやまない。

「やめて下さい。撮らないで」

 機械の目は、必死に訴える白雪を無視して無機質に記録し続ける。

「コラッ! 暴れるんじゃねぇ!」

 白雪の腕を掴んで後ろ手に回してやってから、男は用意していた中に鋼線が入った皮手錠を使って拘束する。皮手錠は普通の手錠と違って鉄輪ではなく、なめした皮を手首に巻くので痕がつかないのだ。しかし、外れやすいので拘束具としての意味は薄い。弱点は鋼線で補って弛みをベルトで引くと屈強な成人男子でも一人では絶対に取れないだろう。

 両手の自由を奪われればスカートを掴むこともできない。

「よーし。これを銜えろ」

 男はスカートの裾を白雪の口の前に持ってくる。

 タイツからショーツまで丸見えになってしまうだろう。そんなことできるわけがなかった。無理やり口の中に裾をねじ込んでくるが直ぐに吐き出してしまう。

 別に気にかけた様子もなく一人が大きな安全ピンを取り出して針を出して白雪のタイツに針をつき立てる真似をする。後ろに逃げようとしても、いくつもの手が邪魔して下がることは出来ない。針先はスカートの裾に軌道を修正して、ブラウスの赤いリボンに縫い付けられてしまう。これでスカートは機能を果たすことなく股間をさらけ出してしまう。

「ダメェ・・」

 太ももをすり合わせて見えないように努力しても意味もなく、余すことなく恥ずかしい場所を見られてしまう。

 恥辱はこれで終わるわけもなく、男の手はタイツのたるみを指で摘むとゆっくりと下に降ろしていく。白雪は足をバタつかせてはかない抵抗をすると男の手が振りあがって丸い小さなお尻に打ち下ろされた。

 ピシャン!

「ヒキャッッ!!」

 肉の打つ音と白雪の悲鳴がした。

 タイツはひざの辺りまで降ろされてしまうと、白雪は思い出したようにシクシクと泣き出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説

 白雪むずぃ・・・。

 次は3月6日千影ちゃんです。

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