(タイトル未定)

料理長著

 

 

「あにぃ!」

ローラーブレードで人ごみを器用にすり抜けた衛が兄の胸に飛び込んだ。

「こらっ、人の多いところで滑っちゃダメじゃないか」

「うん、ゴメンね」

コツンと叩かれた衛が照れたように笑う。

「でも、あにぃに会えるのが嬉しくって」

「そうか」

兄は再び衛の頭に手を乗せた。今度は優しく、愛しい妹の頭を撫でてやる。

「えへへ」

兄と衛を含めた12人の妹たちは、わけあって一緒に住んでいない。それでも住んでいる家や学校が近寄っているので、放課後会ったりすることは頻繁にあった。

12人の妹は皆が皆、兄のことを慕っている。休みの日にはそれぞれが兄と一緒に過ごしたいと思っていた。そこで妹たちの間で決まったのが兄を独占できる「お兄ちゃんの日」だ。

全ての休みの日は「お兄ちゃんの日」に割り当てられて、その日一日は順番に当たった妹が兄を独占できることになっていた。

そして今日は衛の「お兄ちゃんの日」だった。

 

衛が用意してきたローラーブレードを履いて、一緒に公園中を走り回って汗をかいた二人は、公園のベンチで並んで一息ついていた。

「これからどうするんだい?」

衛にジュースを渡して兄が尋ねた。まだ日は高く、二人で一緒にいられる時間は十分にある。

「ボクは・・・・・・あにぃの部屋に行きたいな」

少し頬を赤らめて衛が答える。

「・・・・・・もういいのかい?」

「う、うん・・・」

今日は衛の「お兄ちゃんの日」だ。衛の希望はかなえてやらねばならない。

兄は立ち上がって衛の手を取った。

「それじゃあ、行こうか」

「・・・うん」

 

 

男の一人暮らしのわりには整頓された部屋。衛は緊張した面持ちで部屋に足を踏み入れた。

「お邪魔しま・・・・・・あっ・・・」

その衛を背中から兄が抱きしめる。衛ほどの運動神経の持ち主なら、決して逃れられないことは無いのだが、衛はその抱擁を進んで受け入れた。

「衛ちゃん・・・」

兄が耳に息を吹きかける。

「ひぁっ」

それだけで衛の足腰から力が抜けていった。その身体を後ろから抱えて、兄はベッドに座らせた。

「あにぃ・・・」

「どうしたんだい?」

その隣に自身も腰を下ろし、衛の体を抱き寄せる。

「シャ、シャワー浴びないと・・・」

そう言って、逃れようとする衛の首筋をペロリと舌で舐めあげた。

「はぅ・・・」

「衛ちゃんの味がするね」

「恥ずかしいよぉ・・・」

「恥ずかしいことなんかないよ。元気な衛ちゃんらしいじゃないか」

ちゅっ・・・ちゅっ・・・

今度は首筋を軽く吸い立てる。

「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」

衛は兄に全てを任せるように力を抜いた。兄の手が衛のスパッツの上を這い回る。

「あぁっ!」

大きな声を上げると、スパッツの中心に大きなシミができた。

「ほら、脱がないと帰るまでに乾かないよ」

「・・・う、うん」

衛はスパッツに手をかけた。その手を兄の手が止める。

「あにぃ?」

「待って。僕が脱がせてあげる」

「えっ、いいよっ・・・・・・わぁっ!」

衛の身体をベッドに倒すと、兄は両足を抱えた。シミで淫裂の形がくっきりと浮き上がっている。両足を脇に抱えたまま、兄はシミの中心に指を立てた。

ちゅぷっ・・・

湿った音を立てて指先がわずかに沈む。

「はぁぁっ・・・」

衛の口から甘い吐息が漏れた。決して不快ではないようだ。今度はぷっくり飛び出たクリトリスを指先でつつく。

「ひぁっ・・・ひぃっ・・・」

くりくりと指先を動かすたびに、衛は口の端からよだれを流しながら身を震わせた。

「あにぃ・・・・・・もう・・・脱がしてよぉ・・・」

「わかったよ」

衛の頼みを素直に聞き入れ、兄は下着ごと衛のスパッツを脱がせる。しかし、姿勢はそのままなので、剥き出しになった淫裂が兄の前にさらされる形になった。

ぢゅぷっ・・・

さっきよりも湿った音を立てて指が沈んでいく。

ぢゅぷぢゅぷぢゅぷ・・・

指の中ほどまでが簡単に衛の中に呑み込まれた。

「あ・・・はぁぁぁぁ・・・」

衛が深い息を吐いた。衛の淫裂がきゅっと兄の指を締め付ける。

ぢゅ・・・ぽっ・・・・・・

軽い抵抗を感じながら指を引き抜くと、衛の蜜が指との間に光る糸を引いた。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・あ・・・あにぃ・・・」

衛の潤んだ目が兄の股間を見つめていた。外からでもわかるほど大きくなったペニスに衛は指を這わせる。

「あにぃもガマンできないんじゃない・・・」

「うん、そうだね。衛ちゃんが楽にしてくれるかい?」

「うん・・・いいよ」

兄は衛の足を放すと、ズボンと下着を脱いでベッドに腰を下ろした。ピンとそそり立つペニスの先端からは、先走りの蜜が流れ出している。

「あにぃのオチンチンて・・・大きいね」

脈打つペニスを愛しそうに握ると、衛は亀頭を口に含んだ。

じゅぶっじゅぶっじゅぶっ・・・

「上手だよ・・・衛ちゃん」

「嬉しいなぁ・・・もっと頑張るね」

レロレロと裏すじを舐め、竿を握った手を懸命に動かす。しごくたびに先端から先走りがトロトロと流れ出し、顔中をベトベトにしながら衛はそれを舐め取っていた。

「衛ちゃん、そろそろいいかな?」

「・・・・・・うん」

先走りにまみれた顔を手で拭うと、衛はベッドの上に仰向けに横になった。

「あにぃのオチンチン・・・ボクのオマンコに挿れて・・・」

足を開いて両手で淫裂を広げ、クリトリスも尻の穴もさらして兄にねだる。

「わかった。いくよ・・・」

くちゅっ・・・

先端が衛の淫裂に触れた。兄のペニスに比べて、衛の体はあまりにも小さい。それでも、柔軟なその淫裂は大きく伸びて亀頭を呑み込んだ。

ぐぢゅぅぅぅっ・・・

「はぅぁぁぁぁっ・・・」

ペニスによって押し出された衛の蜜が、股の間を伝ってシーツにシミを作る。

「お・・・大きい・・・・・・」

息も絶え絶えになりながら、それでも兄が挿れやすいように足を広げている。

ずぶずぶずぶ・・・

大きな音を立てて、兄のペニスが衛の中を突き進む。その3分の2ほどが沈んだところで動きが止まった。

「あ・・・あ・・・・・・奥に・・・当たってる・・・」

奥に到達したペニスの先端が、衛の子宮口を軽く押し広げた。

「動かすよ」

「う・・・ん・・・」

じゅぼぉぉっ・・・

一気にカリ首まで引き抜くと、大量の蜜が掻き出される。そして、再び入るところまで深く沈んでいく。

じゅぶっ・・・じゅぶっ・・・じゅぶっ・・・

「はぁっ・・・ひぃぃ・・・んん・・・」

リズミカルに衛の中をピストン運動するペニス。その動きに合わせて衛の口からも声が上がる。

「いひぃ・・・すごくいいよぉ・・・あにぃ・・・・・・」

運動で引き締まったその身体はほどよい強さでペニスを締め上げ、動かすたびに先走りを搾り取っていた。

「お・・・お腹の中に・・・・・・あにぃが熱いの出してるのがわかるよ・・・」

「それじゃあ、もっと熱いのを出してあげるよ」

兄の動きが激しくなる。

じゅぶ・・・じゅぶ・・・じゅぶ・・・じゅぶ・・・

「あぁっ・・・気持ちいいよぉ・・・」

筋肉のついた両足で兄の腰をしっかりはさみ、両手で兄の首に回して抱きついた。半ば宙吊りになった衛の身体は、兄の腰に合わせて大きく動く。

「ボク・・・ボク・・・・・・もうダメだよぉ・・・・・・」

衛が兄の身体にしがみついた。両足に力を込めて、足の腰をぐぃっと引きつける。

「あぁぁぁぁっ!」

弛んでいた子宮口が勢いのついた亀頭を呑み込み、その強烈な締め付けに兄も絶頂を迎えた。

「うっ・・・・・・はぁぁぁぁぁっ!」

びゅくん・・・びゅくっ・・・びゅくっ・・・

まだ未使用の小さな子宮いっぱいに兄の精液が満ちていく。兄の腰が震えるのに合わせて衛の下腹部もピクンピクンと脈動を繰り返した。

「お腹が・・・熱いぃぃ・・・・・・」

二人はつながったまま、しばしその余韻を味わう。

「ちゅっ・・・」

己の先走りにまみれた妹の顔に兄は優しくキスをした。

「抜くからね」

「う・・・うん・・・」

兄はゆっくりと腰を引いた。

ちゅ・・・ぽっ・・・・・・・・・こぽこぽっ・・・

大きく広がっていた子宮が精液を搾り出し、衛の蜜と混じった白濁した液が淫裂から流れ出した。

 

 

「ちゃんと溜めててくれたんだね」

「ああ、皆との約束だからね」

「でも・・・まだ元気だ」

衛はまだ勃起したままの兄のペニスを優しく握った。

兄は妹と愛し合うために一週間の禁欲生活を強いられている。当然、一度出した程度では収まるはずも無い。

「衛ちゃん、まだ大丈夫かな?」

「うん、ボクのこといっぱい愛してね」

そして二人は再び身体を重ねた。

                                  

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